中国の習近平指導部は、昨年10月の石破政権発足を機に日本との関係改善に急速にかじを切った。経済の低迷から抜け出せない状態で、さらにトランプ米政権に対抗するためには日本との協力強化が不可欠と判断したからだ。一方、日本側は戦後80年で「歴史宣伝」を強める中国を警戒しつつ、対日姿勢転換を利用して水産物輸入再開など懸...