新型コロナウイルス感染拡大の影響で1月から延期となった島根県美郷町の成人式が14日、町内であり、振り袖やスーツ、浴衣姿の新成人が大人としての自覚や責任を胸に新たな一歩を踏み出した。
対象者28人のうち、13人が出席。県外在住者は町の費用負担でPCR検査をして臨んだ。
嘉戸隆町長は「どんな逆境でもどうすれば乗り越えられるのかというポジティブな発想で、しなやかに生き抜いてほしい」とあいさつ。
新成人を代表して島根大医学部3年、石田貴子さん(21)は「この町で育てていただいたことを誇りとし、社会の中で自分の力を最大限発揮できる成人になりたい」と誓った。
浜田医療センター付属看護学校3年、森田鈴香さん(21)は「患者さんに笑顔と安心を届けられる看護師になりたい」と話した。
(佐伯学)