高校生(左から2人目)に教わりながら七夕飾りを作る児童たち=松江市上乃木8丁目、こばと児童クラブ
高校生(左から2人目)に教わりながら七夕飾りを作る児童たち=松江市上乃木8丁目、こばと児童クラブ

 島根県立松江工業高校(松江市古志原4丁目)の生徒8人が3日、松江市上乃木8丁目のこばと児童クラブで児童と一緒に七夕飾りを作った。児童たちは出来上がったばかりの短冊にスポーツの上達や学力アップの願いを書き込んだ。

 地域住民と交流してものづくりの楽しさを伝えるため同校が企画し、今回で2回目。

 作ったのは発光ダイオード(LED)電球を備え付けた短冊で、風などの揺れに反応して光る仕組み。同校の2、3年生8人が、クラブの1~6年生に丁寧に作り方を教えた。児童は「友達と仲良くなりたい」「テストで100点を取りたい」「ドッジボールで全国大会に行きたい」などの願いを書いた。完成した短冊は早速飾り台につるし、揺れながら光る様子を楽しんだ。

 古志原小学校5年の前原芽歩希さん(10)は「短冊が光ってうれしかった。高校生が優しく教えてくれた」と笑顔で話した。電気科3年の川本雅斗さん(17)は「分かりやすく伝えるのが難しかったが、みんな楽しそうに作ってくれて良かった」と話した。

(松本ひろ)