江津工・藤原隆志監督の話 「できない理由を言いたくなるけど、できること見つけて頑張ろう」

 今回の目標の一つは全校生徒がここに(応援に)来るということだった。「ありがとう」と言ってもらえる人生の方が良い。応援される方が良い。応援されるように生きた方がいい。自分のことばかり言っていると、こんな暑い所まで誰も来てくれない。

 中には応援歌を書いてくれた子もいて、太鼓をたたいてくれた子もいた。そういう子が自分たちを応援してくれているということを忘れたらいけない。次は、返さないといけない。

 終わり方が大事。いずれどこの学校も終わる。当番校は大会をするためにとても頑張っている。だから最後まで、あと2、3日くらいここで大会がある限り、3年生も最後までやらないといけない。それが、ありがとうということ。

 俺はあまり褒めないけど、取りあえずよく頑張った。8人だからできないとか、12人だからどっかに勝てないとか、できない理由を探すけど、できたろ? 意外に。行動したらそんなもんだ。これから先もできない理由を言いたくなるけど、それを封印して、できることを見つけて頑張ろう。

 本当は江津で石見智翠館とやりたかった。これが本音。それができなかったら、今度は智翠館を応援しないといけない。チーム江津で智翠館が甲子園に行くくらい応援しないといけない。