益田東・大庭敏文監督　「ここまで来たら優勝したかった」

　３年生、ご苦労やったな。甲子園目指してやってきて、叱ったりもしていたが、これからできないことが寂しい。

　初戦の矢上戦から一戦一戦、３年間の思いをぶつけてほしいと思っていたが、応援の力を後押しに、ここまでよく戦ってきた。

　うまくいかなかったときに、人のありがたみ、野球ができる感謝の気持ちをかみしめてほしい。

　家族がいなかったら野球はできていない。悔しいと思えるのも家族のおかげだから、家族に感謝の気持ちを伝えてほしい。

　ここまで来たら優勝したかったが、夢を見させてもらった。勝たせてやれんかったことが悔しい。

　グラウンドでの３年間は終わるが、甲子園を目指した経験をここからの舞台で生かしてほしい。

　３年生、ありがとう、君たちのおかげで監督になることができた。