紙面編集・大林 陽一 新型コロナウイルスの感染拡大は、非正規労働者の立場の弱さをあらためて浮き彫りにした。〝雇用の調整弁〟とされて真っ先に雇用を打ち切られ、大幅な減少を記録。休業補償も乏しい。働く人の4割近くまで増え続けたが、雇用の在り方に大きな課題が突き付けられている。 なつめ・いちろう 1961年生まれ。長崎県出身。コロナ被害相談村実行委員会代表。08年末の「年越し派遣村」で運営の中心を担った。 年末年始に東京都内で実施した「コロナ被害相談村」には、3日間で約350人が訪れた。非正規労働者が多く、半分が携帯電話を止められていた。職も住居も失い、あす食べる...
(10) 非正規労働者の苦難立場弱く 格差浮き彫り「入り口規制」が課題不安定雇用減らす規制を 次回は18日に掲載します政策の変遷識者に聞く増える失職日本労働弁護団 棗 一郎弁護士貯金尽き 職探しも難航75万人減少回復遅れる
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