松江市在住の似顔絵イラストレーターやましたまほさん(35)とバルーンアーティストのユイさん(26)が互いの持ち味を生かし、新たな創作にチャレンジした。寺院を舞台に、モデルを風船とペイントで彩るもので23日、作品を作り上げ撮影した。SNS(会員制交流サイト)を通じて世界に発信する。
2人は7月にコンビで活動を始めた。新型コロナウイルスの影響でそれぞれ活動が制限され、収入も減る中、「互いの経験を生かして山陰から世界に発信したい」と意気投合した。
ユイさんは風船10個を膨らませてモデルの髪に飾り、やましたさんが体に草花のペイントを施した。テーマは「ジャパン」。寺の荘厳な雰囲気を生かしてモデルにポーズを指示しながら、仲良しの姉妹のように息ぴったりに撮影した。
ユイさんは「力を合わせることで自分が生かせている」と喜び、やましたさんは「コロナでも『こんなことができる』とアピールしたい」と意気込む。2人は今後も1カ月に1回集まって、作品を制作する。 (森みずき)