【出雲】交流事業で来日したドイツのスポーツ少年団指導者やリーダーら9人がこのほど、出雲市役所を訪れ、市内でのホームステイやサッカーの試合に期待を寄せた。
団長のザッハー・ラルフさん(66)と、水泳やバレーボールなどのクラブで活動する15~24歳の8人。両国のスポーツ少年団同士の交流事業に参加し、7月31日から8月14日まで中国地方を中心に巡り、地元のスポーツチームと親交を深めた。
出雲市では8日から12日まで滞在した。高校で茶道や弓道、なぎなたを体験したほか、小学生サッカーチームとのゲームも。ジェンダー平等などについて地元高校生とのディスカッションや、2日間、ホームステイもした。
市役所を訪れたラルフ団長が友好のメッセージが入ったフラッグなどを飯塚俊之市長に手渡した。陸上競技に取り組むティーレンス・ヨハンナさん(16)は「日本は暑いけど、人がとても優しい。ホームステイやサッカーの試合が楽しみ」と話した。(佐野卓矢)