作品を紹介する島谷幸吉会長=松江市御手船場町、しまね信用金庫本店営業部ギャラリー
作品を紹介する島谷幸吉会長=松江市御手船場町、しまね信用金庫本店営業部ギャラリー

 木彫り彩色レリーフ作りを趣味とする愛好家でつくる「おちらと木彫会」の作品展が、松江市御手船場町のしまね信用金庫本店営業部ギャラリーで開かれており、本物そっくりの金魚など21点が来場者を楽しませている。29日まで。

 40~80代の12人が同会に在籍し、東出雲おちらと村(松江市東出雲町上意東)で週1回活動している。ホウノキなどを彫刻刀で削って形を整え、アクリル絵の具で彩色する。

 金魚やタイなど魚を題材にした作品が多く、いずれもうろこのざらざらした質感が伝わる。石垣の積み方や瓦を子細に表現した松江城も目を引く。

 島谷幸吉会長(81)=松江市横浜町=は「リアルさを心がけて制作に取り組んでいる。作品を楽しんでもらえればうれしい」と話した。午前9時~午後3時。(石飛達哉)