プロレスと石見神楽を楽しむ「サンセット波子2025」がこのほど、江津市波子町の波子海水浴場であり、1500人が迫力ある舞台を満喫した。
地元住民団体・波子まちづくり協議会や、同地域の魅力化に協力するITコンサルタントのABI(東京都)などでつくる実行委員会が開催した。海水浴シーズンと秋祭りの間の閑散期に企画した。
夕日を背に、プロレスのリングで地元の石見神楽波子社中の「恵比寿」や「大蛇(おろち)」の舞、津軽三味線の演奏があった。暗くなると、プロレスラーの日高郁人さん(53)=益田市出身=や岩﨑永遠さん(26)=江津市出身=ら選手9人が登場し、白熱した試合を繰り広げた。観客は拍手し、歓声を上げて堪能した。
江津市和木町の江津中1年、山崎陸利(りくと)さん(12)は「夕日を楽しめ、石見神楽もプロレスも迫力があった」と笑顔で話した。
実行委員長の武藤友徳ABI未来創造部長(51)は「夕日と広がる海岸線は波子の財産。地元と一緒に、関心を持ってもらい足を運んでもらえる機会をつくりたい」と話した。(村上栄太郎)