スニダンとPSAが業務提携することを発表した(左から) 鍛哲史氏、浅枝大志氏(C)ORICON NewS inc.
スニダンとPSAが業務提携することを発表した(左から) 鍛哲史氏、浅枝大志氏(C)ORICON NewS inc.

 フリマアプリ「SNKRDUNK」(スニダン)を運営するSODAと、世界最大のトレーディングカード鑑定・グレーディング機関「PSA」を運営するCollectors Universe Japan合同会社が業務提携を締結し、その第1弾として、世界初となるPSA公式直営店舗「PSA Lounge Tokyo」をスニダン トレカ秋葉原店5階にオープンさせる。

【写真】希少!世界に数枚しかないPSA10の「かいりきリザードン」

 SODAは、「世界中が熱狂する次のマーケットプレイスをつくる」をミッションに掲げ、人々が熱狂できる“モノ”を、ただ取引するだけでなくその熱量が次の誰かへとつながっていく環境を追求している。スニダンの累計登録者数は750万人を突破し、アパレル、スニーカー、トレーディングカードを中心に事業を拡大している。

 中でも、トレーディングカード領域の流通取引総取引額は前年比約5.5倍、その内最も取引量の多いポケモンカードのPSAグレーディングカードの流通取引総額は前年比約6.8倍と、スニダンでのトレーディングカード取引量が大きく伸びている。2023年7月にオープンしたトレーディングカードのみを取り扱うスニダントレカ秋葉原店は2025年3月に累計来者数が110万人を突破し、売り上げは前年比約3倍を超えている。

 また、2024年度の日本の玩具市場規模は、1兆992億円で過去最高を更新した。市場をけん引するのはポケモンカードやワンピースカードゲームの人気で、子ども層に加えて、“子ども心”を忘れない大人を意味する「キダルト」層やインバウンド層によるコレクション欲求が高まり、「楽しみながら価値も守る」価値観が広まっている。トレーディングカードの価値、保証、流動性を高めるために真贋鑑定・グレーディングが浸透し、スニダンでもPSAグレーディング済カードがトレカカテゴリーの取引額の50%以上を占めている。

 一方で個人が所有するカードをグレーディングしたいというニーズは多くあるがPSAのカードはオンラインもしくはPSA受付委託店でしか依頼ができないため、ハードルが高いという課題がある。

 今回の連携を通じて、サービスの中でトレーディングカードのグレーディングをシームレスに利用できるような仕組みを作り、日本国内での真贋鑑定・グレーディングサービスの拡充を目指す。パートナーシップの第1弾として、PSAグレーディングの受付ができる、世界初となるフラグシップストア「PSA Lounge Tokyo」をスニダントレカ秋葉原店5階に常設オープンし、PSAが運営する。

 9月13日にプレオープンし、19日からグランドオープンとなる。12日には会見も実施。はじめしゃちょーが登場し、鑑定・グレーディング申請第1号としてセレモニーも実施した。