益田市常盤町のキヌヤ益田ショッピングセンターで17日、益田美術クラブの作品展が始まり、鮮やかな油絵や繊細な水彩画など45点が、来場者の目を楽しませている。21日まで。入場無料。
同クラブは1975年に結成し、益田市や島根県津和野、吉賀両町の60~90代の美術愛好家15人が所属する。月に2回集まって人物画や静物画など同じモチーフを描く。風景画のスケッチや美術展巡りで県外まで赴くこともある。
50回目となる今年の展示は、会員で集まって描いた作品などを展示した。同じモチーフでも、光と影を原色に近い色で大胆に描く作品や、柔らかなパステルカラーでまとめた作品など個性が光る。
来場した益田市白上町の奥村葉子さん(88)は趣味で絵を描くこともあるといい「すてきな絵ばかりで刺激になる」と話した。同クラブの大畑美里会長(79)は「自分がいいなと思える絵を描いている。来場した人にも気に入ってもらえるとうれしい」と来場を呼びかけた。
午前9時~午後8時。最終日は午後5時まで。 (堀尾珠里花)