武田啓孝署長(左)に署名簿を手渡す高原兼司支部長=浜田市黒川町、浜田署
武田啓孝署長(左)に署名簿を手渡す高原兼司支部長=浜田市黒川町、浜田署

 【浜田】秋の全国交通安全運動(21~30日)を前に、島根県トラック協会浜田支部が18日、飲酒運転の根絶を誓う529人分の署名簿を浜田署に提出した。

 2020年から続ける取り組み。高原兼司支部長(54)と大向寛前支部長(67)が、武田啓孝署長に浜田支部に所属する34事業所の職員の署名簿を手渡した。武田署長は「義務化された点呼時のアルコール検知器が使われず、二日酔い運転の事例があり対策は道半ばの状態。飲酒運転の根絶に向け支援をお願いしたい」と話した。

 浜田署によると、島根県内の飲酒運転摘発件数は2025年1~7月末で前年同期比11件増の64件だった。昨年は年間142件でうち6件の人身事故があった。

 高原支部長は「この活動を飲酒運転をなくす一助にしたい」と話した。

 (宮廻裕樹)