■お盆 今年のお盆は子どもたち家族それぞれ都合悪く、水郷祭の日に集まってくれた。お盆が近づいても暑さのせいか体が思うように働かず、盆提灯の準備もできない。せめてもと水球キャンドルを数日ともし、終わりに娘がくれたおはぎローソクを取り出した。お皿に並んだきな粉とあんこ二つの明かりは、交互に揺らいだり炎が高くなり低くなり、元に戻りとさまざまに変化し、まるで生きてきた道のりのようで不思議だ。優しかったが頑固に信念を守り、足早...
読者ふれあいページ こちら虹
残り1903文字(全文:2114文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる