タイトルの文字は「あきはつほ」と読みます。この言葉は現在では耳にすることが珍しくなりましたが、私にとってはとても懐かしく大切な言葉です。

 幼い頃から耳になじんでいたこの響きを聞くと、ポッと気持ちが温かくなっていたからです。お寺の周囲でお米を作っておられたお方が、刈り...