家族とは普通に会話できるのに、学校など特定の状況では話せなくなる「場面緘黙(かんもく)」に苦しむ子どもたちは、強い不安や緊張の中で声にならないSOSを発している。子ども時代に経験し、現在は自助グループに関わる松江市内の20代女性が体験を語ってくれた。  (大迫由佳理)

 「『あの時話せていたら』と引きずって生きてきた」。女性は...