カヌーの五輪選手や日本代表選手を招いたカヌー体験教室が18日、島根県美郷町信喜の町カヌー競技場カヌーレIMAIであった。参加した地元の子どもたちがトップ選手のこぎを目の当たりにし、刺激を受けていた。
東京五輪男子カヤックフォア500メートルに出場した水本圭治選手と松下桃太郎・女子日本代表コーチ、浦田樹里、桐明輝子、細見茉弥の女子日本代表3選手の計5人がカヌーレを訪れた。
教室は町教育委員会が企画し、美郷、川本両町の小中学生12人が参加した。子どもたちは江の川で選手たちとカヌーを楽しんだ。体験後のトークイベントで選手たちがカヌーを始めたきっかけや、練習や体づくりで気を配っているポイントなどを話した。水本選手は「ちょっとしたテクニックやトレーニングで速くなる奥深さがあり、突き詰めていくのが楽しい」とカヌーの魅力を語った。島根中央高校カヌー部員も選手の話に耳を傾けた。
みさとカヌークラブに所属する邑智小学校5年の漆谷優宏(やひろ)さん(11)は「選手がこぐカヌーがすごく速くて驚いた」と話した。
(佐伯学)