島根県庁
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 島根県と松江市は1日、30人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地は出雲市12人、松江市11人、浜田市4人、大田市2人、益田市1人。8月の1カ月間の感染者は計629人で、これまで最も多かった5月の189人の3・3倍に上った。県は盆の帰省など県外との往来が感染拡大の要因とみている。

 1日発表分は、いずれも8月31日の検査で感染が判明し、30人のうち22人が既に判明した感染者と接触があった。いずれも軽症か無症状。出雲市の4人はクラスター(感染者集団)認定された市内の放課後児童クラブの利用者や職員で、関連の感染は計12人となった。

 松江市教育委員会は1日、市立小学校2校で学校関係者計3人が感染したと発表した。うち1校は1日を休校とした。2校とも濃厚接触者はいないが、検査を受ける関係者は3日まで休む。

 県内の累計感染者は1367人。1日午後4時現在の入院者数は152人で、確保病床(324床)の使用率は46・9%。即応病床即応病床(265床)の使用率は57・4%。宿泊療養者は28人で、自宅療養者は48人。
      (森みずき)