ロシア軍がNEC製の海底通信ケーブルを軍事転用した疑いがある問題で、日米欧にまたがる秘密調達網のトップのロシア人経営者がNEC本社を2018年に訪問していたことが24日、同社への取材で分かった。クリミア半島併合後、ロシア国防省の仕事を受注していた時期に当たり、同時並行で表と裏の顔を使い分ける大胆な姿勢が浮き彫りになった。