【出雲】出雲総合芸術文化祭「書道展」が24日、出雲市駅南町1丁目のビッグハート出雲で始まり、市内の書道愛好家らによる力作に来場者が見入っている。26日まで。入場無料。
作品展は書道6団体でつくる出雲書道会が開催し31回目。会員ら80人と公募による24人の作品計104点を展示した。漢詩を書く伝統的な作品から、美術や芸術性を求めた作品も並ぶ。
書道会員の中で市長賞を受賞した福本恵鴻さん=出雲市白枝町=の作品「烟樹濛々…」は、良寛の詩を仮名のように連綿に表現した。教育長賞の大倉智子さん=同市高岡町=の「虹」は、虹の一文字を大きく書き、余白を生かした。
杉原恒心会長(78)=同市今市町=は「6団体の作品を見比べて、書の幅広さを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。午前10時~午後5時。最終日は午後4時まで。
(片山皓平)













