講師(手前)の手本に見入る参加者=出雲市平田町、平田行政センター
講師(手前)の手本に見入る参加者=出雲市平田町、平田行政センター

 【出雲】書道誌「開眼」(河瀬法子主幹)の会員向けの夏期書道講座が2日、出雲市平田町の平田行政センターであり、同市を中心に県内外から参加した受講生80人が、講師から筆さばきや力の入れ具合、文字の間隔やバランスを学んだ。

 講座では、まず講師6人が書き方のこつを紹介。参加者が、書道誌に掲載された漢詩や仮名の手本を見ながら半紙に向かった。

 講師は「形を大事にしながら、思い切ってさっそうとした文字を書くことが大事」などと助言。一人一人を回って手本を示すと、参加者たちは真剣に見入り、書く様子を写真や動画に収めて、身につけようと一生懸命になっていた。

 講師から直接指導を受けた同市平田町の奥野愛子さん(84)は「初めて参加したが細かく教えてもらいすごく勉強になった」と満足そうだった。

 講座は開眼が発刊されて以降の恒例行事。3日は大田市、9日は松江市、17日は益田市、21日は隠岐の島町で開催を予定している。

      (佐野卓矢)