仕入れから販売までを出雲商業高校の生徒が手がける「出商デパート」の決起集会が28日、出雲市大津町の同校であり、12月2、3両日に同校などである本番に向け全校生徒440人が気勢を上げた。
生徒が製造元と直接交渉して仕入れた野菜や鮮魚、日用品など数千種類の商品を販売し、今年は島根ワイナリーと共同開発したぶどうジャムを初めて販売する。
今年は入場制限はなく、フードコートも開き、4年ぶりに従来の形に戻す。来場者は昨年比2倍の1万人、売り上げ1千万円を目指す。開催期間は、ゆめタウン出雲(出雲市大塚町)でもサテライト店を開く。
決起集会では、書道部が、受けた恩義に感謝し、見合ったお返しをするという意味の四字熟語「報恩謝徳」を書くパフォーマンスを披露。全員で「1万人達成するぞ」と叫び、成功を誓った。
デパートの「社長」を務める商業科3年の南波七海さん(18)は「高校生の元気をもらいに多くの方に来てほしい」と来場を呼びかけた。(佐野卓矢)













