石破茂前首相(衆院鳥取1区、自民党鳥取県連会長)が27日、退任後初めての地元入りに合わせて鳥取市内で記者会見し、約1年の政権運営を振り返り、今後の展望を語った。
(鳥取総局報道部・岸本久瑠人)
Q・コメ価格の高騰や日米関税交渉などさまざまな課題に対処した在職中を振り返ってどう思うか。
「1年間、鳥取県民や有権者の皆さんに本当に大変お世話になった。大過なくという言葉がふさわしいかどうか分からないが、厳しい状況の中で、米国との関税交渉や最低賃金の引き上げ、防災庁の設置、自衛官の処遇改善、コメ政策の転換など、もちろんベースには地方創生ということがあるが、自分として納得のできる仕事をした。40年近く支えていただいた県民、鳥取1区の皆さんのおかげだ。人間いい時ばかりではない。厳しい時、つらい時、苦しい時も変わらずに支えていただいた皆さんのおかげだと思っている」
「法律案、条約案、予算案の大半を成立させていただいた。珍しいことだと思うが、一度も国会は止まることがなかった。大阪・関西万博の成功は、万博がスタートする前はいろいろと厳しい意見や成功を危惧する声もあ...












