ばけばけをテーマにした合作を紹介する水野博司さん(右)と清槙さん=松江市白潟本町、市民活動センター
ばけばけをテーマにした合作を紹介する水野博司さん(右)と清槙さん=松江市白潟本町、市民活動センター

 【松江】山陰中央新報文化センター松江教室の水彩画講師、水野博司さん(81)=松江市春日町=の水彩画と妻の清槙(せいしん)さん(77)の書の企画展が4日、松江市白潟本町の市民活動センターで始まった。NHK連続テレビ小説「ばけばけ」に絡めて風景をみずみずしく切り取った作品などが来場者を楽しませている。入場無料。10日まで。

 水彩画を中心にはがき大~30号までの42点を並べた。市シルバー人材センターの絵手紙作品も展示した。

 博司さんは、ばけばけにまつわる新作を描いた。美保関の青石畳通りを題材にした作品は、八雲について詠まれた歌を清槙さんが書でしたため、絵を重ねた。月照寺や普門院といったドラマにちなむ名所も描いた。清槙さんは昨年亡くなった詩人・谷川俊太郎さんの作品の一部を抜粋し、伸びやかにつづった。

 博司さんは「松江にはまだまだ魅力的な場所があふれている。ドラマとともに楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。

 (白築昂)