大阪・関西万博の閉幕が迫った夜。ウーマンズパビリオンに、経済界の女性リーダーら約80人の姿があった。誓い合ったのは、緩やかな連帯。「日本を変える力に」と、発起人から声が上がった。

 ウーマンズパビリオンにはこの半年間、各国のVIPや国内の企業・団体トップ、学生らが日替わりで集い、立場や世代を超えて熱い議論を交わしてきた。そこで生まれたのが「シスターフッド(女性たちの連帯)」だ。この絆を万博のレガシーとして、世界最低レベルとされる日本のジェンダー平等度を上げたい―。キーワードは「つながり、アクションを起こすこと」だ。(共同通信=山脇絵里子、広根結樹)

 ▽1万9千人が対話

 ウーマンズパビリオンは、フランスの宝飾...