数量限定のノドグロ丼を購入する買い物客=出雲市今市町、ラピタ本店
数量限定のノドグロ丼を購入する買い物客=出雲市今市町、ラピタ本店

 【出雲】数字の語呂合わせで昨年登録された「のどぐろ感謝の日」の6日、申請した企業が「のどぐろ丼」をワンコインの500円で販売した。人気の丼が破格の値段で食べられるとあって、開店と同時に客が次々と買い求め、わずか15分で完売する店も出た。

 セールを行ったのは飲食店経営などを手掛ける日本海(出雲市高岡町、加田義憲社長)。特産のノドグロを通じて島根を全国に売り込もうと、昨年から取り組んでいる。

 今年は、出雲市内の自店舗のほかショッピングセンターなど協力店も加わり、3日から6店で販売した。

 各店96個の限定ながら、全国ご当地どんぶり選手権で2連覇した丼(税込み950円)がほぼ半額とあって、店舗や特設売り場では開店と同時に行列ができた。

 出雲市今市町のラピタ本店では、ワゴンに出来たての丼が並ぶと、買い物客が争うように2個、3個とかごに入れていた。

 加田社長は「新型コロナで沈んだムードを丼で吹き飛ばしてほしい。ノドグロと言えば島根となるよう盛り上げていきたい」と話し、来年以降も継続する考えという。 (三原教史)