【浜田】島根県西部に事業所がある企業・団体と大学生の交流イベントがこのほど、浜田市野原町の県立大浜田キャンパスであった。学生が企業・団体の51のブースを回り、仕事内容や就職の助言を聞き将来の参考にした。
就職活動で県西部の企業との接点が少ないとの声をきっかけに、県と県立大が企画して3回目。「みんなの知らない働くオトナのリアル」と題して開き、県立大生を中心に50人が参加した。
日本海信用金庫(浜田市殿町)の担当者は窓口業務で「お客さまが自分のファンになったらうれしいとの思いで接している」と説明した。学生時代に力を入れたことではゼミ活動やアルバイトを挙げ、何かに熱中する大切さを強調し「自分の人間性が分かるし、面接で聞かれても自然と答えられると思う」と助言した。
石王観光(同市高田町)の担当者はツアー手配にとどまらず自治体の委託で政策やデータ分析を手がけることや、繁忙期の仕事を分散させる社内の取り組みを紹介した。
県立大国際関係学部1年の秦悠輔さん(18)=出雲市出身=は県内就職を視野に入れ「将来像はまだ漠然としているが、いろいろな企業があることを知ることができた」と話した。(宮廻裕樹)













