出雲市内で自主夜間中学の設立を目指す有志がこのほど、市隣保館(出雲市上塩冶町)で夜間中学を題材にしたドキュメンタリー映画の上映会を開き、参加した約40人と意見交換した。今後の活動に向け、協力者を募る。
開いたのは「いずも夜間中学をつくる会」で、ともに元中学校教諭の新田正吉代表(67)と吾郷聡副代表(62)が夜間中学を知ってもらおうと企画。同会は、2026年度内に隣保館で月3回、土曜日の午後6時から自主夜間中学を開く計画を立てている。
この日はドキュメンタリー映画「こんばんは2」を視聴。参加者からは大人の学び直しの場がないなどの声が上がった。新田代表は「学びたい人の希望をかなえたいと思っている。一緒につくり上げよう」と協力を呼びかけた。
参加した中学校非常勤講師の勝部弘基さん(63)=出雲市小山町=は、過去にブラジルの日本人学校での勤務経験があり「できることがあれば手伝いたい」と話した。(片山皓平)













