集まった正月飾りやお守りに点火する神職=出雲市大社町杵築東、かめやま広場
集まった正月飾りやお守りに点火する神職=出雲市大社町杵築東、かめやま広場

 正月行事「かめやまとんど祭」が12日、出雲市大社町杵築東の北島国造館出雲教御神殿とかめやま広場であり、地元住民ら約100人がことし一年の無病息災を願った。

 御神殿で祭典が執り行われた後、前日におこした御神火を手にした神職と住民ら約30人が、笛と太鼓を響かせながら約300メートル離れた広場まで練り歩いた。

 広場では、神職が年神さまを見送るための祝詞を奏上し、町内外から寄せられたしめ縄や絵馬、お守りなどに点火。住民はお神酒を手に、炎に包まれる正月飾りを見つめた。

 暴風に見舞われた前日から一転、穏やかな天気で催行された。トンド行事が減少する中、伝統を守ろうと北島国造館出雲教と地元町内会などでつくる実行委員会が2010年から開き17回目。手錢正之実行委員長(70)は「この一年、皆さんが健やかに生活できればいい」と話した。

 (今井菜月)