東百塚山20号墓から出土した土器を紹介する斉藤大輔学芸員=松江市大庭町、八雲立つ風土記の丘
東百塚山20号墓から出土した土器を紹介する斉藤大輔学芸員=松江市大庭町、八雲立つ風土記の丘

 松江市大庭町の八雲立つ風土記の丘で、弥生時代の東百塚山20号墓(松江市大草町)の発掘調査の速報展が開かれ、調査で見つかった土器などが展示されている。3月2日まで。

 東百塚山20号墓のある百塚山古墳群は、弥生時代の終わりごろから古墳時代後期にかけての墓や古墳が200基以上あり、島根県内で最大級の規模。

 東百塚山20号墓は四隅突出型墳丘墓で、長辺15メートル、短辺11メートルで当時の墓としては大規模。調査で三つの埋葬施設が確認できた。墓の周辺から出土した土器は山陰系と赤みの強い吉備系があり、山陽との交流や結び付きを示しているという。土器の破片など10点や墓の構造を示したパネル3枚を展示している。

 斉藤大輔学芸員(39)は「松江では発掘事例の少ない弥生時代の墓に興味を持ってほしい」と呼びかけた。

 展示は八雲立つ風土記の丘と島根県古代文化センターが共催した。一般200円、大学生100円、高校生以下無料。火曜休館。

 (林李奈)