いよいよプロ野球のキャンプが間近に迫った。球春到来を前に20日にあった12球団監督会議で「グラウンド上で他球団との会話禁止」を確認したという。試合前の練習時間に、両軍の選手やコーチが話し込む場面が散見されたことが理由のようだ。
高校や大学の先輩後輩、以前に在籍したチームなど個人的な交友関係はあるだろう。ただ、プロの舞台での真剣勝負の前に仲の良さを見せる必要があるか。意図せず作戦が相手に伝わってしまう可能性もある。
政治の世界はどうか。日本記者クラブで26日にあった7党党首による討論会の終盤。高市早苗首相(自民党総裁)は衆院選後の連立政権の枠組みを巡り、「早くからプロポーズしている。『責任ある積極財政』との親和性が高く、可能性を追求したい」と国民民主党の玉木雄一郎代表に“公開プロポーズ”した。
衆院選公示を翌日に控えていた。決戦前夜の異例のアプローチに違和感を覚えた。自民党と日本維新の会の連立政権樹立後、与党で過半数を目指す戦いのはずだ。参院側は少数与党が続く中、玉木氏を揺さぶる狙いはあるかもしれないが、真剣勝負の前のタイミングで必要だったのか。
中道改革連合は選挙直前にかつての敵味方が合流した。多党化が進む中、敵か味方かが分かりにくくなっているのかもしれない。数合わせではなく、具体的な国家像の一致があるかどうか。本気度を見極めたい。(吏)













