企業の内部データを無断で暗号化し、復元の見返りに多額の金銭を要求するサイバー攻撃「ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)」が猛威を振るっている。アサヒグループホールディングス(HD)は昨年9月にランサムウエアの被害に遭い、主力のビール「スーパードライ」や清涼飲料「カルピス」など誰もが知る商品が店頭や飲食店で品薄となる事態に陥った。
売り上げが減少しただけでなく、個人情報約191万件が漏えいした恐れがある。犯行グループとみられるハッカー集団は盗み取ったとするデータをインターネット上で公開した。社内ではサイバーセキュリティー対策を強化していたが、勝木敦志社長は「十分ではなかった」と悔やむ。なぜ防げなかったのか、何が...











