国内各地で米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンから浮遊物が見つかり、同社の日本法人は15日の記者会見で今月5日までに浮遊物が95本報告されていたことを明らかにした。いずれも成分が溶けずに残ったものと考えられ、安全性に問題はないとしている。

 同社担当者はワクチンの成分が集まって固まった可能性があるとした上で「ロットの品質に影響はないと判断している」と説明した。

 同社によると、ワクチンは希釈する前の液に製品由来の白い浮遊物が見つかることがある。ただし希釈して溶かせば、問題なく利用可能としている。まれに瓶を反転させても溶けずに残ることがあるものの、接種しても、安全性には問題ないという。

 ファイザー製ワクチンを巡っては13日以降、相模原市、神奈川県鎌倉市、堺市、埼玉県川越市、東京都日野市で相次いで白い浮遊物が見つかっている。ロット番号はいずれも同じ「FF5357」だった。

 同社は現在成分などを調査中で速やかに公表するとしている。厚生労働省は調査結果を踏まえて必要な対応を行う。埼玉県ふじみ野市では別の番号の製品からも見つかった。