第十章・再起への道(27)

「日記を内密にして下さるなら重畳(ちょうじょう)。上様は犬千代どのを前田家の後継ぎとし、中納言(利常)どのが後見役をつとめよとおおせじゃ。これが下文でござる」

 酒井忠勝(ただ...