中東・ガザ、ウクライナ、スーダン…。世界各地の紛争地において、性暴力が、相手を攻撃するための「兵器」として戦略的・組織的に使われている。紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表、プラミラ・パッテン氏に、現状の課題と、彼女自身が抱える苦悩を聞いた。(共同通信編集委員=宮川さおり)

 ▽25%増という「危機的水準」にある被害

 ―国連が把握する直近の被害状況を教えてください。

 「昨年の国連事務総長報告書に書かれていま...