―立ち乗り三輪モビリティ「ストリーモ」を活用し、着地型旅行商品の販売を始めました。
2025年7月に販売を開始し、利用者が徐々に増えています。電動モビリティを貸し出すだけではなく、従業員がガイドとして同行し、移動をサポートしながら地域の歴史文化について知ってもらい、感動を増やしていければと思います。見て回る観光から楽しむ体験観光へと移行する中で、地域の価値を理解してもらい、交流しながら有意義な旅行の時間を過ごしていただけると思います。
―昨春にリニューアルオープンした江津市の複合施設「なぎの木テラス」の業況はいかがですか。
ロードサイドビジネスとして、女性や子ども連れなどをターゲットにしてきました。地域の交流拠点になるのを目指している中で、来場者数は当初の1・5倍程度に伸びています。地域商社として優れた商品を発掘しながら、施設が核となり外貨を稼げるような仕組みづくりを進めていきたいと考えています。
―地元でもインバウンド(訪日客)が増加傾向にあります。
島根県内での外国人宿泊客数が11万人を超えたのは、暮らしなど「本物の日本」を求める外国人たちが注目している影響が大きいと思います。観光地域づくり法人(DMO)など観光客誘致の司令塔の体制強化が進む中で、われわれはプレーヤーとして魅力を生み出し続けなければならないと考えています。
―松江ニューアーバンホテルと一体となったワーキングスペース「enun(エンウン)」も好評です。
コワーキングスペースとレンタルオフィスのどちらについても、単なる部屋貸しではなく、コミュニティーを形成するような場を目指しています。年に3、4回は入居者同士が意見交換する場を設け、ビジネスのヒントを得られるようにしています。スタートアップ企業の需要に対応するため、1人用の部屋を8室増やす計画です。島根での事業拡大、雇用増につながるような場所にしていきたいと考えています。

成功の対義語は失敗ではなく、何もしないことです。失敗を恐れずチャレンジしてほしいと思います。 「前例がない」と反対する頭の固い大人がいるかもしれませんが、反対されること、失敗から得たことにこそ成功が潜んでいます。挑戦して、失敗して、成長してほしいです。それが実現できる会社であり続けるよう、私もチャレンジを続けます。

植田裕一=62歳 島根県江津市出身、2013年より現職。
50歳を過ぎて父親になり、7歳と9歳の姉妹の子育てに翻弄されながらも楽しい日々を過ごしています。 元々仕事人間でしたが、子育てを経験して仕事への認識は変化しました。すべて自分で把握していないと気が済まなかったのが、周囲に任せるようになりました。昨日できなかったことが今日はできるようになっている娘の姿に刺激を受け、日々成長するよう取り組んでいます。












