―建物火災から地域住民の生命や財産を守る、社会的意義の大きな仕事を担っています。
当協会は、国家資格の「消防設備士」でなければ従事できない設備の設置や点検業務を担う島根県内の55社で構成しています。命に直結する設備を扱っていると自覚を持ち、有事の際にスプリンクラーや火災報知機などの消防設備が確実に作動するかを確かめる点検や整備をしています。
―全国ではずさんな点検などの被害報告も聞こえます。事業者を選ぶポイントをお教えください。
消防用設備などの点検は手抜きが容易です。過去には不十分な点検で多くの犠牲者が出た火災の一因となったケースもありました。点検の信頼性を高めようと組織された当協会加盟の事業者は、県や各消防機関などの審査を受けており、安心して点検を任せられる業者として認定されています。消防設備の点検後には、実施者の責任を明示する点検済表示ラベルを貼っています。建物利用者には分かりにくい点検・保守への信頼性を目に見える形で示し、安心して利用していただけるように努めています。

―全国や県内の点検状況はいかがでしょうか。
2024年3月末時点で島根県内の点検報告率は52・9%です。上昇傾向にはありますが、全国平均の55・6%を少し下回っています。点検報告率の向上へ向けて、関係する消防機関などと協力し、建物の関係者への周知・徹底に努めることが必要不可欠といえます。当協会では適切な点検実施を呼びかけるパンフレットやリーフレットを作成、配布しています。
―業界のレベルアップや人材確保へ向けた取り組みはありますか。
加盟事業者の技術・知識や働きやすさの向上へ向けて、研修会を実施し強化しています。専門機関などから講師を招き、防火に関する最新技術や、実例を交えた事故防止対策を学んでいます。点検業務は男性中心のイメージですが、近年は点検業務を担う女性社員も増加傾向にあります。

IT化が進み情報過多な現代では、情報を選び、深く分析しないまま早合点で決断を下してしまう若者が増えているようです。就職や転職を早合点で決めてしまい、後悔してまた同じことを繰り返すことで、目標を見失い、大切な人生を浪費するケースは少なくありません。 人生における決断は、あなたの未来を拓く大切な一歩です。例えば、人命と財産を守る国家資格「消防設備士」のように、社会に貢献できる仕事を選ぶのも素敵な選択肢です。将来を見据え、社会に貢献できる仕事を選ぶことは、きっとあなたの人生を豊かにする素晴らしい「選択」となるでしょう。遠い未来に目を向け、じっくりと自分と向き合う時間を大切にしながら、あなたらしい一歩を踏み出してください。あなたの挑戦を応援しています。

出雲正樹 = 島根県益田市出身(70歳)2016年に現職に就任
学生時代の思い出は、19歳で挑戦した横浜から益田間1270km単独徒歩の旅です。
呆れ顔の友人達に見送られ、横浜駅~箱根旧街道~京都~9号線~益田市の自宅まで、36日間かけ徒歩だけで踏破。その間は、一度も風呂も着替もせず全て野宿。特に最終日、江津駅〜益田の自宅までの約64kmは、寝る間も惜しみ23時間50分かけ不眠踏破。
見知らぬ人から差し伸べられた温かい言葉や支援は、何物にも代えがたい貴重な財産になりました。













