―50周年を迎え、会社の歩みをどのように感じていますか。
創業は隠岐の小さな測量会社。いい時期も厳しい時期もありましたが、社員一人一人が積み上げてきた努力が現在の基盤になっています。私自身23歳で入社して15年目になりますが、「1日1日、1件1件を丁寧にやり切る」姿勢は変わりません。節目の年を迎え、地域とともに歩み、信頼を積み重ねてきた歴史をあらためて感じています。
―社会インフラを巡る環境変化をどう見ていますか。
入社時は上下水道など「新しく作る」仕事が中心でしたが、今は既存インフラをいかに長く使うかという維持管理が主軸。豪雨災害の激甚化などの変化もあり、求められる技術は高度化しています。測量ではドローンやレーザーが標準化し、従来1カ月かかった作業が数日に短縮されるケースも。一方で人の判断が欠かせない場面も多く、デジタルと経験をどう組み合わせるかが重要です。
―若手採用やチームづくりの現状は。
課題は中堅層が薄く、若手とベテランで組織を支えています。当社は平均年齢50代前半、20代が10名で、そのうち女性が5名。近年は専攻不問の「やる気重視」へ転換し、新卒採用も順調です。隠岐限定採用では2名が入社しました。現場ではベテランと若手がペアを組み、技術伝承と知見共有を通じてチーム成長を重視しています。
―組織運営の取り組みは。
3年前に総務システムを刷新し、時間単位の有給制度を導入。自立度の高い設計業務では在宅勤務も行っています。私は37歳で組織の真ん中の世代のため、トップダウンではなく、ボトムアップ型の運営を心掛けています。
―51年目の今後の展望は。
社会の変化とともに必要な技術も進化します。人材育成や新技術の導入、設備投資を継続し、挑戦すべき領域には果敢に取り組み、地域に育ててもらった企業として「地域の暮らしを支える存在」であり続けたいと思っています。

弊社は今年で創立50周年を迎え、培ってきた技術力と経験を活かして地域の文化創造に貢献して参りました。築き上げてきた豊かさを次世代へと繋げていくことが現代の私達の使命なのではないでしょうか。 やる気に溢れ、想像力豊かな若い力で地域を支えていける人物を求めています。

福岡宏晃=島根県隠岐郡隠岐の島町出身(37) 2022年に現職に就任。
1988年隠岐の島町生まれ。土木専門学校卒業後、関西で経験を積み、2011年に隠岐支社へUターン入社。 漁村で育ったこともあり、船で魚釣りやイカ釣りが趣味。 また、8歳と4歳の息子と一緒にメダカ繁殖や原木椎茸に挑戦中。(子供よりのめり込む)












