―電気代が高騰する中、再生可能エネルギーの需要が高まっています。
2025年の売り上げは前年比で住宅が横ばい、法人は少し下がりましたが、需要は依然として高いと認識しています。国は非住宅建築物への太陽光パネル設置も推進しており、引き続き脱炭素化に向けて再生可能エネルギーの需要は続いていきます。島根県外の受注も増えてきており、今後も脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えています。

 

―顧客満足度も高いと聞きます。
販売から工事・点検まですべて当社で行うことができるのが強みです。お客さまには誠実な対応ときめ細やかな気遣いを心がけています。ソーラーパネルを導入されたお客さまが蓄電池を追加導入されたり、当社を紹介していただいて、新しいお客さまが商品を導入されたりするケースも多くなっています。30年以上の実績から、地域における認知度の向上を実感できる機会も増えてきました。

 

―新規事業について考えておられますか。
再生可能エネルギーをためて売電できる系統用蓄電池の取り扱いを進めていきます。日中に電気をつくる太陽光発電では、ためることができないと無駄になってしまいます。蓄電池があれば、夕方から夜にかけて、電気の値段が高い時間帯にためておいた電気を売るなど有効利用につながります。一方で自家消費も重要だと考えており、新たなお客さまの獲得に向けて太陽光発電を導入した場合の自家消費率や電気代などが分かるシミュレーションソフトを活用したサービスも検討しています。

 

―今後の展望についてどうお考えですか。
全国での工事の引き合いも増加しており、より多くの案件に対応できる体制づくりを進めていきます。また、地域貢献活動として子どもたちのバレーボールの大会など既に実施しているものに加え、今後は脱炭素教育にも取り組んでいきたいと考えており、地域とともに成長する企業を目指しています。

将来を担うのは、若者たちです。様々なことを経験する中で、自分が何をしたいかを考えてみてほしいです。今の世代はSNSをはじめとする情報を扱うことが上手です。得意分野を伸ばし、生かしてほしいです。弊社としても、今後より一層「人」にスポットを当てて、一人ひとりの特性を引き出し、高める育成に力を入れていきます。

藤原一美氏=松江市出身(55歳)
ブライダル会社に20年間勤務した後、2012年に創業者の父の急逝をきっかけに東洋ソーラーに入り、13年に社長に就任。趣味は釣り、ゴルフ、バイクです。釣りは1級小型船舶免許を持っており、春は青物、夏は白イカなどを狙って海に出ます。最近は仕事の付き合いも兼ねながら、もっぱらゴルフに熱を入れています。