―NHK連続テレビ小説「ばけばけ」が好評でした。観光面でも効果が出ています。
舞台の松江を中心に、放送終了後も効果を継続できるよう、観光のブランド化や関係人口の増加につなげられるかが重要になります。ドラマゆかりの地を巡る観光バス「ばけバス」も想定を上回る人気で、3月下旬までに約1800名にご予約いただきました。放送終了後も6月末まで運行を延長しており、山陰全体でもまたとないチャンスを生かしたいですね。
―3月14日には227系の新型車両「Urara(うらら)」の運行が始まりました。
普通列車としては23年ぶりの新型投入となります。バリアフリーの多目的トイレのほか、車いすやベビーカー用のスペースを設置し、座席は背もたれの向きを自由に変えられる転換クロスシートで安全性、快適性を向上した革新的な車両になっています。お子さま連れの方や通勤、通学で日常的に利用される皆さまに、少しでも乗りやすさを実感してもらいたいですね。
―2027年春から、IC乗車券・ICOCA(イコカ)の利用エリアが広がります。
山陰線の鳥取―出雲市駅間の全駅で利用可能になります。キャッシュレス化やシームレスな移動の実現につなげ、地域経済の活性化を図りたいです。3月から鳥取県全域で路線バスの運賃にICOCAが使用できるようになりました。ぜひ、お出かけにご活用ください。
―松江や鳥取など山陰の各市では駅前を中心としたまちづくりの議論が進んでいます。
駅とその周辺がより魅力的な賑わいの場となるよう、沿線自治体や地元企業と連携し「地域共生」を大切に、まちづくりにも積極的に参画しています。人の流れが経済を活性化させます。多くの方に駅を利用し、まちに足を運んでもらえる仕掛けを作りたいと思います。JR西日本グループとして、お役に立てることをしっかりと考えながら、皆さまと議論を深めたいですね。

JR西日本は鉄道事業をはじめ、地域の課題解決にも参画しています。地域と社会の発展に向けて、変化に前向きに挑み、多様な個性や専門性を発揮できる皆さんとともに、新しい価値を切り拓いていきたいと考えています。私たちと人、まち、社会のつながりを進化させ、心を動かし、未来を動かしていきませんか。

貴谷健史:島根県松江市出身、58歳、2025年6月より現職
主に流通、開発部門で駅構内の店舗開発やスターバックスとのアライアンス、M&Aなどに携わってきました。山陰勤務は3度目ですが、街歩きや乗り鉄・ドライブなどを通じ、改めて伝統や文化に彩られた街や山・海、食を満喫しています。













