―主力の運送事業の業況はいかがですか。
運ぶのは化石燃料や飼料、産業廃棄物など定期的な需要がある品目が中心です。比重の軽いバラの貨物などを運ぶ際に必要となる容積の大きいダンプなど特殊な車両を数多く所有していることが、顧客に選んでいただいている大きな理由の一つにもなっています。

 

―産業廃棄物処分業は、スタートから1年余りが経過しました。
コンクリートやアスファルトといった建築解体、建設作業などで発生する建設副産物を再資源化しています。受け入れ時の処分費や、そして再資源化したものを販売する製品代で新たな収入を得ています。最近では山陰道整備の影響で製品の受注販売が増えました。運搬には自社の車両の稼働率を上げるために「運ぶ荷物を自分たちでつくる」ということを意識しています。

 

―指定管理者になっている「道の駅・ゆうひパーク三隅」は、4月から橋本商店と、新設会社の「S.Found」による共同企業体が運営します。
S.Foundの社長には、マネジャーとして道の駅を5年間切り盛りしてきた山本晴代さんが就任しました。「日本一POPでアートな道の駅」のコンセプトに沿って、色鮮やかに施設の塗装や壁画を施し、全体のイメージを変えました。昨年にはライダーの安全を願う「全国オートバイ神社」の認定を受け、観光目的地化に向けて精力的に取り組んできました。道の駅事業によって新たな経営者を育成できたことは、今後の地域社会に大きく貢献できると確信しています。

 

―社員の資格取得にも積極的ですね。
現場でも事務でも、ただ作業をするのではなく、一つ一つの仕事の内容を理解し、意味のある仕事をしてほしいと思っています。そのために必要になるのが資格です。運送や廃棄物処理法に関わる業務に携わったり、自身のスキルアップを図ったりする資格取得など、社員育成のバックアップを行っています。


【志】吉田松陰先生は『志を立て以て万事の源となす』と言っておられ、高い志を持つことこそ大成する原点であると力説されました。すべての実践は志を立てることから始まります。強い信念を持ち如何なる困難にも屈することなく日々精進していきましょう。

橋本隆幸=益田市出身、57才。東京で美容師を約10年間就業。1995年父親の急逝に伴い帰郷。2013年 楓ジェラート 代表、2021年~道の駅ゆうひパーク三隅 指定管理者。現在に至る。 現益田ライオンズクラブ会長。趣味は読書とピアノ演奏。事業を通じて地域社会のためになる社会貢献事業を日々模索中。