動画配信サービス「Netflix」で配信がスタートした実写版『ONE PIECE』シーズン2。 “麦わらの一味”を演じるキャスト、ルフィ役のイニャキ・ゴドイ、ゾロ役の新田真剣佑、ナミ役のエミリー・ラッド、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ、サンジ役のタズ・スカイラーが東京に集結した。このほどインタビューに応じ、南アフリカでの長期撮影を通じて築いた絆や、現場で見えた意外な素顔について語った。
【動画】Netflix実写版『ONE PIECE』キャストインタビュー
■「まだ馴染めていない」イニャキの一言に現場騒然
和やかな雰囲気で始まったインタビューは、思わぬ“爆弾発言”から幕を開けた。
ファンイベントの様子からは5人の仲の良さが伝わってくるが、「あえて、なじむのに時間がかかった人はいますか?」と質問すると、イニャキは真顔で「正直に言うと、僕はいまだに完全にはなじめていない気がする」と回答。
さらに「現場でも、どうしたらいいかわからないことがある。日々前に進むしかないんだ」と続けると、すかさずタズが通訳に向かって「ちょっと待って、それ訳す前に止めて!」と慌てて制止した。
新田は苦笑いしながら「まあ、そういうことにしておきましょう」と軽く受け流し、ジェイコブも「彼の感じ方は尊重したいけど……」と口を開いた瞬間、タズが「もう黙って」と悲鳴を上げて、ほかの4人が爆笑する場面も。
最後はジェイコブが「もちろん冗談だよ。僕たちは本当に仲がいいんだ」とフォローし、キャスト同士の軽妙な関係性と、現場の和やかな空気が伝わるやり取りが見られた。
■撮影で見えた“本当の姿”
本作の撮影は南アフリカ・ケープタウンで行われ、朝4時半に迎えが来て夜7時頃に帰宅するというハードな日も少なくなかったそうだ。
新田は「イニャキは普段すごく元気で朝からずっとしゃべっている。でも日によってはまったく話さない日もある。メイク室に入ってきた時のテンションで疲れ具合がすぐわかる」と振り返る。
タズも「メイク中もウトウトしていることが多かった」と明かすと、エミリーは笑いながら「撮影が大変だからっていうよりは、イニャキは赤ちゃんみたいなの。幼児(トドラー)みたいにエネルギー全開で動いたあと、すぐにお昼寝タイムが必要になるの」と表現。新田も「そう、赤ちゃん」と続け、イニャキは「アイ・アム・赤ちゃん!」と自らネタにして笑わせた。
タズは「長時間の撮影で、みんな自分を装う余裕がなくなる。だから本当の人柄が見えてくる。でもここにいる全員が本当に素晴らしい人だったから、むしろ絆は深まった」と語った。
■夜明けのケープタウンがくれた特別な時間
ジェイコブは「僕は完全に夜型だから朝は静かにしていたいタイプ。でもケープタウンの夜明けは本当に美しくて、現場で準備しながら景色を眺める時間は特別だった。もし選べるならその時間に起きたくないけど(笑)、愛する仲間たちと、大切な作品のためにあの場所にいられたことは本当に幸せだった」としみじみ語った。
撮影のハードさを1ミリも感じさせないのが、クローズアップされても肌荒れ一つないエミリーの美しさ。
エミリーは「 私にとって一番大事なのは睡眠ですが、何よりこの仲間たちと一緒に笑い合うことが最大のエネルギー源でした。現場が本当に楽しかったので、特にリセットの必要がないくらい毎日が素晴らしかったです」と話した。
新田は撮影期間中の生活について「夜8時半には寝て、朝3時に起きて準備していた」と明かす。「本来は夜型なんですけど、撮影前にトレーニングなどを終えてから現場に向かっていたので、生活リズムは完全に“ワンピース仕様”でした」。現場は時間管理が非常に厳格だったといい、「ルールが明確だったから予定が立てやすく、集中して作品に向き合える環境だった」と振り返った。
■一番の食いしん坊は誰?議論白熱
「一番よく食べるメンバーは?」という質問では、エミリーが即座に新田を指さし、「彼は1日5回は食事していたわ」と暴露。タズも「食事の回数は本当に多かった」と同意した。
ジェイコブは、新田とタズを指さすと、タズは「僕は1日2回しか食事をしていない。君こそ、レストランによく行っていた」と反論。するとジェイコブが「でも僕はスナックを持ち歩いたりはしない。君たちこそ食べ物をたくさん現場に持ってきていた」と言い返す。
そんな中、エミリーが「イニャキこそ普通じゃない気がする」と指摘し、タズが「みんな規則正しいけど、イニャキだけは無計画。彼が一番食いしん坊だと思う」とまとめた。これを受け、イニャキは「僕はただ、その時に食べたいと思ったものを食べてるだけなんだ」と笑った。
■新しい環境へ飛び込む人へ
春は新たな門出を迎える人が多い季節。キャストたちは、それぞれの言葉でエールを送った。
ジェイコブが「まずは水を飲んで」とユーモラスに口火を切ると、新田が「彼の口癖なんです」と笑顔で補足し、会場は和やかな空気に包まれる。
続いてタズは、「人は新しいことに挑戦する人を応援する一方で、実際に身近に現れると戸惑うものです。それでも、後に歴史を動かすのは、勇気を持って一歩踏み出した人たちなのだと思います」と力強く語る。エミリーも「人生は短い。挑戦しないのはもったいない」と前向きなメッセージを届けた。
イニャキは「僕の上半身裸のシーンも楽しみにしていて!」と最後までサービス精神を発揮。さらに、ファンイベントでも話題となった「パジャマ姿のラッコがマシンガンを持ったハゲワシに乗って現れるんだ」という独特のフレーズで笑いを誘った。
そんな中、新田は表情を引き締め、真摯(しんし)な言葉を紡いだ。
「好きじゃない仕事は続かない。少しでも“Joy”を見つけて、楽しみながら自分のやりたいことに向き合ってほしい」
そして最後にジェイコブが穏やかに締めくくった。
「自分を愛してください。あなたには愛される価値があります」
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