修了証書を手にする看護師たち=出雲市姫原4丁目、島根県立中央病院
修了証書を手にする看護師たち=出雲市姫原4丁目、島根県立中央病院

 看護師が決められた手順書に基づき医師の判断を経ずに一部の医療行為をできる制度「特定行為」研修の修了証書授与式が16日、島根県立中央病院(出雲市姫原4丁目)であり、看護師7人に修了証書が授与された。医師の手順書に基づき、脱水症状への対応や点滴の調整などが可能になる。

 特定行為は38あり、実施する看護師には研修の受講が義務付けられている。7人は2025年5月から研修に入り、医療安全や生理学、臨床薬理学などの知識を学ぶとともに臨床現場で経験を積んだ。

 医療現場の人材不足が深刻化する中で、今後は急性期や在宅医療で、医師の業務を看護師が一部受け持つ「タスクシェア」をし、チーム医療の重要な役割を担っていく。

 式では、小阪真二病院長から7人が修了証書を受け取った。訪問看護ステーション・コミケア(雲南市)の安達弓恵さん(40)は「チーム医療の中で、質の高い看護の実践に努めていく」と決意を話した。

 島根県内では2025年5月時点で、157人が特定行為研修を修了している。

(佐野卓矢)