カラオケルームで歌う女性=2025年10月、長野県内
カラオケルームで歌う女性=2025年10月、長野県内

 <上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中…>。石川さゆりさんの名曲『津軽海峡・冬景色』の冒頭の歌詞だ。『天城越え』と並ぶカラオケの定番曲だが、「あの歌は間違いだ」と、青森市に住む知人がかつて苦笑していた。

 指摘したのが続く歌詞。<北へ帰る人の群れは 誰も無口で…>。彼いわく「全然無口じゃない。青森駅に行けば皆、津軽弁でうるさいくらいに話をしている」。作詞した阿久悠さんには悪いが、北国の人は「無口でおとなしい」というイメージが先行していたのか。

 そんな話を思い出したのも、“歌うま県ランキング”で青森県が2年連続日本一に輝いたと聞いたからだ。業務用カラオケの第一興商が採点形式で歌われたデータを集計。都道府県ごとに総得点を歌唱回数で割って平均点を算出し、ランキングを作成した。

 理由は不明。ただ、青森県民が“ご当地ソング”として『津軽海峡・冬景色』を気持ちよさそうに熱唱している姿が目に浮かぶ。2位・北海道、3位・山形県と続き、最下位の47位が2年連続で沖縄県というから「東高西低」の傾向がありそうだ。真面目、丁寧、細かいことは気にしないといった県民性の違いが影響しているのだろうか。

 ちなみに島根県は前年に続いて7位と堂々のトップ10入り。鳥取県は前年の27位から20位に上昇したという。こんな話を書いていたら久々にマイクが恋しくなった。(健)