「地方消滅」という言葉が、元岩手県知事の増田寛也さんによる編著書などで注目されてから約10年。減少し続ける若年女性の人口予測から全国の自治体の約半数が消えかねないと警鐘が鳴らされ、多くの自治体が少子化や人口減少の対策として、婚活事業などさまざまな施策で若い女性の流出を食い止めようとしてきたが、空回りを続けている。

 女性の人口流出が顕著な富山県出身の作家・山内マリコさんは昨年、同じ富山県出身の社会学者・上野千鶴子さんらと共に、地元女性たちの声をすくい上げた『地方女子たちの選択』(桂書房)を出版した。女性たちは何を感じ、なぜ地方から離れようとす...