【邑南】江戸から明治時代にかけて鉛や銀が産出された島根県邑南町の久喜銀山に関する展示会が同町下田所の道の駅邑南の里で開かれている。坑内の写真や解説パネル計約20点のほか、仮想現実(VR)で銀山遺構の風景に没入できる専用のゴーグルもある。入場無料で29日まで。
銀山は大田市の石見銀山と並び、江戸時代に幕府直轄地として栄えた。明治時代には津和野町の堀家によって再開発されるなど貴重な文化遺産で、国史跡に指定されている。
精錬所の煙を山頂から排出するためのれんが造りの「煙道」や、木製はしごで上下の坑道をつないでいる様子など、遺構内部や当時の作業員を写した白黒写真が並ぶ。
VRでは、複数の遺構で360度撮影した写真14枚を順に鑑賞できる。会場には実際に使われた器具や出土した鉄鉱石もあり、来場客が見入っていた。
展示会は銀山の魅力を周知しようと、邑南町観光協会が同銀山ガイドの会の協力で主催。同協会の村田光治常務理事は「展示会で銀山に興味を持ってもらい、ぜひ現地でのガイドも体験してほしい」と呼びかけた。
(吉野仁士)














