成田空港で24日午前、A滑走路にカメ1匹が侵入し、同滑走路が12分間閉鎖された。国土交通省成田空港事務所によると、出発便5機が最大15分遅れた。この中には機体に大きなウミガメの親子が描かれた全日空の旅客機もあり、会員制交流サイト(SNS)上では「見送りに来たのか」などの声も上がった。
成田国際空港会社(NAA)などによると、カメは全長約30センチ、重さ約2・1キロ。滑走路上でカメが確保されるのは珍しいという。
日航のクアラルンプール行き定期便のパイロットが、誘導路から滑走路に入る地点にカメを見つけ、管制官に連絡。空港職員が捕獲した。
この機体の後に控えていたのがウミガメの親子が描かれた那覇行きの便。全日空によると、機内ではカメの侵入で停止しているとのアナウンスが流れた。客室乗務員も「お客さまもクルーも非常に和やかな雰囲気で出発できた」と話していたという。













