郷ひろみが23日、埼玉・サンシティホール 大ホール公演で、全45公演31会場をめぐる全国ツアー『Hiromi Go Concert Tour 2026~ALL MY LOVE~』をスタートさせた。
【ライブ写真】年齢を感じさせない圧巻のパフォーマンスを見せた郷ひろみ
昨年10月に70歳の誕生日を迎え、東京・日本武道館での2日間にわたる公演で計70曲を完唱するという偉業を成し遂げた郷が、今年迎えたのはファンクラブ発足55周年という節目。レコードデビューよりも前にファンクラブがスタートしたという、当時でも異例のエピソードは、彼の人気がいかに規格外であったかを物語っている。55年間支えてくれたファンへの愛と感謝を“ALL MY LOVE”というタイトルに込め、新たなステージが幕を開けた。
開演のブザーが鳴り、SEが始まると大きな歓声とともに手拍子があがった。初日はファンクラブ会員限定公演とあって、開演前から会場は期待と熱気に包まれていた。ステージの演出とリンクするオープニング映像が終わると、センターから郷が登場し、1曲目がスタート。ステージは実にシンプルで、田中直樹(Gt&Key)、沼井雅之(Key)、小南数麿(Gt)、中野周一(Dr)、渡辺陽一(Ba)、山本一(Sax)によるスーパーバンドが繰り出す洗練されたアンサンブルと、楽曲の世界観を表現するライティング、そして郷の表情豊かな歌声とアグレッシブなパフォーマンスで、集まった1600人のファンを魅了した。
今回のツアーのセットリストは、事前にファンクラブで行ったアンケートの投票結果をもとに構成されているそう。最初のMCで郷が「今年のコンサートをみなさんと一緒に作り上げたいと思ったんですよ。みなさんが大切にしている曲、コンサートで聴きたい曲、さまざまなリクエストに応えていけるように作りました」と語ったように、バンドサウンドでエネルギッシュに聴かせた「お嫁サンバ」や「GOLDFINGER’99」などのアップナンバーや、じっくりと情感を込めて歌ったバラード曲、そして昨年の武道館の70曲に入らなかったレア曲まで、ファンの思いに寄り添った内容になっている。
中でもファンを驚かせたのは、レコードデビュー記念日である8月1日にリリースが決定した新曲「I’m Neo G」の初披露だ。新進気鋭の作家陣を起用したこの曲は、クールかつバウンシーなダンスチューン。今なお進化し続ける“Neo=新しい”“G=郷ひろみ”を打ち出すナンバーで、歌詞には彼がスーパースターであるゆえんが、随所に詰め込まれている。右手を力強く腕を振り上げて作る“Gポーズ”も印象的。骨太なバンドサウンドに乗せて、パワフルな歌声を届け、会場のボルテージを一気に引き上げた。さらに盛り上げたのは、ファンの反応によってリアルタイムで演奏曲が決まるというファン参加型のコーナー。初日レポートにつき詳細は控えるが、ここではペンライトを持っているとより楽しめる内容になっている。
「まだ持ち歌もない頃に設立されたファンクラブ。一段一段大人の階段を上がってくることができたのは、55年支えてくれたのは、紛れもなくファンクラブの方たちなんです。アイドルという道なき道を、いまだに歩んでこられた奇跡は、ファンのみなさんの支えがあったからこそです」。ファンへの思いを語るうちに感極まり、思わず涙ぐむ郷。「家族、友達、さまざまな人間関係があるけれど、僕にはファンという宝物があったんですよね。だからこそ、この瞬間も郷ひろみでい続けられている、そしてこれからも郷ひろみであり続けるために、力の限り歌い続けていきたいと思います。まだまだ続くはるかな道を、これからも僕と一緒に歩いてください」と続け、「この先もずっと、あなたと」というメッセージとともに、じっくりと届けたのは「ALL MY LOVE」。歌に乗せた思いをかみしめるように、一人ひとりの心に向けて情感豊かに歌い上げた。
終演後、さらなるサプライズとして、ツアーファイナルとして10月24日・25日に東京・日本武道館公演を行なうことが発表された。開演前に行なわれた記者会見では、「スタートからテンションが高いんですけれど、このまま上がり続けていきます。大勢の方に観ていただきたいショーです。ぜひともみなさんに会いに行きたいと思っています。一緒に楽しい時間を過ごしましょう!」と、ツアーに向けての意気込みを語った。
ニューシングル「I’m Neo G」のリリースと同じ8月1日に、昨年開催した日本武道館公演のライブCD『Hiromi Go at Nippon Budokan 2025 “THE GREATEST 70 SONGS”』の発売も決定。2027年にはデビュー55周年を迎えるアニバーサリーイヤーに向けて、ますます飛躍していく。
オリコン関連記事














