山陰合同銀行(松江市魚町)は未利用口座に対する管理手数料について、既存口座にも適用を広げる。紙の通帳を発行する際の手数料も新たに徴収する。

 未利用口座の管理手数料は従来、2020年11月2日以降に新規開設した普通預金口座が対象で、2年以上利用がなかった場合、年1320円を徴収するとしていた。

 来年1月4日からは全ての普通預金口座を対象とし、同じく2年以上利用がない場合で手数料は年550円に引き下げる。20年11月1日以前に開設された口座の手数料引き落としは、24年4月以降の予定。

 解約手続きを簡素化するため、遠方在住で来店が難しいなどやむを得ない事情がある場合、電話での解約もできるようにする。

 通帳発行手数料は、来年4月1日以降に開設する個人名義の普通預金口座が対象。1冊当たり新規開設時に1100円、繰り越し発行時に550円を徴収する。手数料不要のウェブ通帳「ごうぎんスマート通帳」への切り替えを促す。 (部田寛孝)