安来ゆかりで、山陰を代表する戦国武将・山中鹿介が登場する人気ゲーム「戦国無双5」(コーエーテクモゲームス)とのタイアップ企画展が、安来市広瀬町町帳の市立歴史資料館で開かれている。紙芝居風の説明パネルやゲーム関連グッズなど20点を展示した。2022年3月28日まで。
山中鹿介は月山富田城を拠点に名をはせた戦国大名・尼子氏に仕えた家臣。尼子氏が毛利氏に敗北した後も忠義を貫き、主家の再興を目指して毛利軍と果敢に戦った。
戦国無双は織田信長、武田信玄といったキャラクターを操作して戦うアクションゲームシリーズ。6月に発売された最新作「戦国無双5」に、鹿介は二刀流を操る武将として登場した。
展示会場には、鹿介が富田川の中州で毛利軍の武将を打ち破った「川中島の一騎打ち」を紹介するパネルのほか、書籍、ゲームの登場人物を印刷したアクリルスタンドなどを並べた。
平原金造館長は「若い人が鹿介に親しみを感じられる展示内容を心掛けた。地元の英雄の魅力を多くの人に知ってほしい」と話した。火曜休館。入館料が必要。
館内では、鹿介のゲーム登場を記念してオリジナル御将印(ごしょういん)(1枚300円)も販売している。(渡部豪)